ぼくらの(全話)
無料公開されていた時に、全くの初見で一気読みした。俺的には、鬱漫画ではないな、これは。めちゃくちゃ面白い人間ドラマだった。
命を消費して動くジアースのパイロットになった子供たちひとりひとりが懸命に生きていてよい。古茂田孝美の、なんてことない人生と思っていたことを美しいピアノの旋律に昇華した話が凄く好きだ。
俺は、ろくでもない人生を美しい小説に昇華したいと思いながら生きているので。
凄いろくでもない成人男性(畑飼先生)が出てきて最高だったわ。好きですね。裁かれてくれ。
アニメは改変や監督の問題発言などがあるので見ないと思う。アンインストールは名曲だけど。
世界の危機。残された命の使い方。人間関係。これらがドラマチックに描かれた最高のSF漫画だった。
プロジェクト・ヘイル・メアリー(上・下)
※ネタバレありの感想なので、読了後に読むことを強く推奨
無課金ユーザー状態で目覚め、記憶のない主人公。読者である俺もなんも分からんので、彼と同じ状況で始まる。わくわく。
自分が眠っていた部屋に乳母ロボットアームがあったり、死体があったりしてミステリー過ぎる。どきどき。
ちょっとしたきっかけで過去を思い出していく主人公、ライランド・グレース。
JAXAのアマテラス出てきて、JAXAの出番あるんだ……になったわね。
グレースは、かつて水基盤でない生命体について論文を書いていたが、批判されまくって学界から去り、科学教師になって子供たちを相手に楽しく授業をしていた。
現在、地球にはペトロヴァ問題と呼ばれる災禍が降りかかり、太陽エネルギーの減少によって人類は滅びの危機に瀕している。
アストロファージ。グレースが名付けたその小さな生命体たちが災禍の原因である。
ここまでで、もうめちゃくちゃ面白いんだけど。まだ上巻の半分もいってないんだよな。
ストラットという物凄い権限を持った人物にモルモットにされるグレース博士。アストロファージ研究の第一人者になれるとはいえ。
突っついたら、体内に水があることが分かった。おい!
ここらで、解決策を見付けるために遠い宇宙へ向かったヘイル・メアリー号が片道切符であることが判明。特攻ミッション。
ゼロG嘔吐だ。お得ですね。
異星人と遭遇! エリディアンのロッキー、可愛い知的生物。クジラの歌みたいに喋るの素敵過ぎるだろ。
言語解析、激アツ。
ロッキーが、ヘイル・メアリーに入ろうとするところで上巻は終わり。
グレース、ロッキーにアストロファージ(燃料)分けてもらえば帰還出来そう。
ロッキーの配偶者は、まあエイドリアンですよね(映画ネタ)。
アストロファージを補食する生物がいると思われる。
色々あって、ロッキーが命懸けでグレースを助けてくれた。善い奴過ぎ。
補食者発見。命名、タウメーバ。
グレース、自ら特攻ミッションに挑んだワケではなかったの酷くて笑ったけど、俺はそういう「誰かの犠牲」の上に生きてんだよな。
窒素耐性のあるタウメーバを繁殖させ、アストロファージを食ってもらおう計画。
ロッキーとの今生のお別れ。悲しい。
とか思ってたら、タウメーバがキセノナイト(の容器)を通れるようになってしまっていた。
ロッキーがピンチ! 地球に帰ればヒーローになれるが、少し悩んだ末、助けに行くグレース!
ロッキーを助けて、彼の故郷、エリドへ。
人間は、タウメーバを食える! あと、グレースの筋肉を培養して人肉食(ミーバーガー)! エリドでの食料問題解決!
グレース、エリドで先生やってる。次代を担う子供たちに科学を教えるというのが、作者のテーマなのかなと思う。
最高の異星間バディSFだった! 映画も楽しみ!
このページはWepageで作成されています。今すぐ無料でホームページを作ってみませんか?
Wepageは、HTMLの知識がなくても、誰でも簡単にホームページを作成できます。詳しくはこちら